こどおじ悠々投資生活

コツコツ投資家ではなくコソコソ投資家★彡(臭   

~閑話休題~ 試論:ドグマ化する投資のかたち 

こんにちは

FIREの話題ばかりが続いていてそろそろ退屈モードかもしれないので

投資分野の話を少しだけします。

 

私は、私募投信を買わない派です。保有する投信は上場REIT(上場不動産投資信託)と

余った資金をプールするためのMRF、米ドルMMFだけです。

MRFMMFは機能性から言うと証券口座内の(外貨)普通預金みたいなものです)

個別株と外債を2本の柱とし、これを補完する形でREITを個別に運用しています。

 

それと、ウチはいわゆる「優待株」を積極的に運用しません。

「優待株」というのは、あの「なんちゃら夜ふかし」とかいうテレビ番組で

たまに矢鱈と自転車を漕いでるおじさん「桐谷はん」が

ダンボール箱に入ったアイテムを貰うために蒐集している上場株式のことです。

 

ウチも、「優待株」を持っていないわけではないのです。

以前から持っている株に新たに株主優待制度が設けられた場合もありますし、

何も知らずに買ったらアイテムが送られてきた、よく見たら「優待株」だったということもあります。

 

しかし、たまたま「優待株」を買う場合でも、優待制度は度外視するので、

例えば最上位の優待ランクが「1000株以上~」になっているのに

5000株買ってしまうとかwwwww

(この場合、1000株の株主も5000株の株主も、ダンボールの中身も分量も同じw)

 

今年もカタログが送られてきました。

1品3000円相当を2品選ぶことになっている(親の分も合わせて2品×2人分)のですが、正直、これホントに3000円なの?・・・って言いたくなってしまいます(泣)

なんか、侘しいんですよね・・・

優待集めている人は「これで生活するんだ!(桐谷はん談)」

って言うんですけど、これ集めるために銘柄探すのかぁ・・・って正直思います。

「コメを10㎏もらうためにこれとこれは絶対ガチホ()」とか言うのでしょうか、

私はよく分からんですけど、こういう蒐集家の人に株式を(売らずに)

長期保有してもらうためにこそ(安定株主の確保目的)株主優待制度は存在します。

 

しかし、株というのは、ロングショート戦略を採る限りにおいて、安値圏で買って

高値圏で売るもんだと私は思います・・・。

(これを「ドグマ」だと言う人はおそらく真性のM男君だと思いますww

私は別に、投資の世界では、どMプレイが禁止されている、

と言うつもりはないですけど・・・wwwwwwwwwwww)

 

これとある意味よく似た不思議な(?)現象を見かけるのが

「インデックスファンド積み立て運用」とかいうやつですね。

もうここまでくると、

ロングショートでさえなくて、バイ&ホールドなんですけど、投信で資産運用する場合も

基本はシンプルに買ったり売ったりすることに変わりはないわけなので、

安値で買って高値で売ればいいじゃないか(怒)、と普通は思うわけですが、

 

・・世の中ってのは不思議なもんで、コツコツ積み立てるのがベストなんだそうですww

 

こういうインデックスファンドの積み立て運用が好まれる理由は、

「アクティブ運用はパッシブ運用に勝てないと証明されたから(なんかよく分からんw)」、

だそうで、これがにわかに定説化されてきた結果、最近では

NASDAQとかS&P500連動型ブルベアETFみたいなのを大量に買い込んで

資産の大半を喪失する、

という奇怪な現象まで現れる始末となっているようですw

 

そもそも、最近このような投資の「ドグマ化」はなぜ起きているのでしょうか?

恐らく、下のグラフにヒントがあるのではないでしょうか・・・・

 

 

(出典)

毎月1万円積立を20年間で800万円、MSCIコクサイを超えたファンド36本| モーニングスター (morningstar.co.jp)

 

つまり、私の考えはこうです。

民主党の野田政権が退陣して安倍新総裁が

アベノミクス」「貯蓄から投資」「日本版ISA制度が始まります(現在のNISA)」

と声高に叫び始めるのに前後して

円安基調となり株価指標がぐんぐん上がり始めた。

これに呼応する形でそれまで全く投資意欲のなかった層が

にわかに投資に関心を持ち始め、こういう層が感じる「投資って難しそう」という印象を

払底するために見た目に分かりやすいインデックスファンド運用を勧めるようになった。

しかも、株価指数インデックスは2012年末ごろから円安の恩恵もあって

外株(円建て)も含めてこれといった大きな調整の動きもなく

非常に力強く伸びていたので

「アクティブ運用」に負けないというのは絶対に正しいと信じてよい、

だから()、何も考えずひたすら積み立てろ(笑)

みたいな流れが自然にできたんじゃないかな、とw

 

だから、日本における投資と言えば、今や「優待株」と「インデックスファンド」

を買うのが二本柱みたいになってしまったのかな、と。

 

でも、確かにインデックスファンドはこの10年ほど

幸せな時代をたまたま過ごしてきたわけで・・・

それ以前を見ればわかるとおもいますが、低迷してたんですよね。

(2005年~2008年ころは例外的に調子がよかったw)

おまけにインデックスファンドは

運用成績に関わらず配当金が出ないものがほとんどみたいですし・・・

 

確かにヘタに動くよりはマシなのかもしれません(笑)が、

定期預金とほとんど変わらない、あるいは買う時期によってはさらにそれ以下、

という時期が

あったこともアタマにきちんと入れておかないとダメなんじゃないかなと。

 

私みたいなのは、つくづく本当に肩身の狭い思いがしますwwwwwwwwww