こんにちは
ドル円が144円台に突っ込んできましたWWWWW
わたくしは、国内の円建て銘柄以外では、ここ5年ほど
トランプ氏の「壁ガー」のせいで、かねてから割安だったMXNと、
米ドルに連動するように当局がしつこく介入するIDR
という2通貨にほぼ絞った運用を続けてきたので、
ここのところ
高利回りでかつ為替面でのヘッジが非常に効いた状態で資産運用ができています。
局面が変わっても安心して観ていられる資産構成というのが
FIREにおける資産運用のキモだと思いますw
よく動くボラの高いモノばかりを並べて火遊びごっこ(笑)するのではなく
電力政策でいうところの「ベースロード」でしっかり基礎固めしておくこと、
これが意外と重要ですWWW
さて、世界中で賃金上昇が物価上昇に追いつかないことに起因する
グレート・レジグネーションが起きていることは、以前にも述べた通りです。
グレート・レジグネーション ~戻ってこないオッサンたち~(爆www - こどおじ悠々投資生活 (hatenablog.com)
アメリカでは、年収アップを目的とした転職活動が盛んであるのに対して
我が国では、雇用制度の硬直化による賃金の抑制傾向がより一層顕著なようですw
【日本人の賃金】貧しさからの脱却を困難にする「タテ社会」の構造的問題点 | 幻冬舎ゴールドオンライン (gentosha-go.com)
それに較べると資本移動は自由なので、外資が【物言う株主】として
ニポン企業に資本参加すると、人件費の抑制には拍車がかかるようですw
にもかかわらず、我が国ではセイシャイン身分は身分安定性の側面から
半ば既得権益となっており
セイシャインを軸とする雇用制度は依然として聖域であり、
欧米並みの本格的な雇用市場の流動化には未だにめどが立たない状況です。
それで、全く賃金交渉力のないセイシャインが、「チンギンガー!!!!ww」と
叫び声もむなしく喚いている状況ですw
我が国のセイシャインが身分安定性をなげうって転職市場で戦うよりも
手厚い身分保障を選ぶ限り、望むようなチンギン上昇は実現できないのだと思いますw
アメリカでは、年収アップを勝ち取るために
セイシャインとしての身分安定性を投げうって転職市場で戦うわけですから
結局、多くのニポン人が嫌いな投資と同じで、アメリカ人はリスクを積極的にとって
成功しているんだと思いますw
そこを根本的に理解してないのがニポン人なのかなぁとw
ところで、働くのがイヤになった人がFIREを手に入れるうえで最大の難関が
時間の経過による物価スケールの変化なのだと思いますw
雑感: 年収1000万円が「高所得」だとか言われない時代が来たらいいなと思う() - こどおじ悠々投資生活 (hatenablog.com)
以前に大戸屋メニューの日米比較をしました。
ニポンもいずれNY並みの価格設定にならないとは言い切れませんww
アメリカでは
エネルギーと食料品込みのCPI(総合)が前年比8%台の伸びで推移しているのに対し
エネルギーと食料品を除いたCPI(コア)は、前年比6%程度の伸びになっており
より日常生活に近い分野の物価上昇が際立っていることが窺えます。
FIREの計画時点で、ある程度為替や物価の変動を織り込んで耐性をつけておかないと、
マズいということが強く意識される局面ですねw
果たして、グレート・レジグネーションはうまくいくのでしょうか?
ちなみに我が国のBEI(ブレーク・イーブン・インフレ率)は
ロシアのウクライナ侵攻以降上昇し、5月に入ってから8月末時点まででだいたい
0.80%~1.05%のレンジに収まっています。
実質金利=名目金利ー期待インフレ率(BEIで便宜上代用w)だとすると
日銀は名目長期金利を0.25%以内にコントロールすると言っているので
金利マイナスの超緩和状態がさらに深堀される結果となります。
為替が円安方向に流れやすい状況は、長期化するおそれがあり、
食料不足問題や燃料・原料ナフサの高止まりによる輸入物価の上昇を通じて
物価にも上昇圧力がかかるという悪循環は、当面抜け出せそうにありません。
多くの人にとってFIRE計画を実行する上での難局を迎えつつあるように思いますww