こどおじ悠々投資生活

コツコツ投資家ではなくコソコソ投資家★彡(臭   

雑感: MMT理論の最大の盲点()

こんにちは

 

世界的にインフレ圧力が高まっている中、われらがニポンでもコアCPIが

影響を強く受け始めました。

 

全国コアCPIは2.8%上昇、消費増税除き31年ぶり高水準-8月 - Bloomberg

 

これに伴って、予想通り、困った現象が起き始めたようですww

 

アングル:10年債の売買成立せず、初の2営業日連続 日銀オペで市場機能低下 | Reuters

 

中央銀行の役割は大きく、物価の制御と金利の抑制ということになります。

(これに加えて、雇用の調整を加える場合もあります。必ずではありませんww)

 

物価に上昇圧力がかかり、さらに中長期的な物価上昇の構造的要因が意識されると

期待インフレ率が上昇します。

インフレとは簡単に言えば相対的な通貨の価値の下落を意味します。

だからその通貨を持ち続けると、インフレが続く限り

額面価値は長期的にジリ貧になります。

 

期待インフレが生じると、

インフレによる通貨価値の下落分を代替的に補う需要が発生します。

従って、金利が上昇します。

 

だから、日銀以外に、

10年ものニポン国債を0.25%の利回りで欲しいという人がいなくなるのです。

もっと高い利回りでなければ、誰も引き取りたくなくなるのですww

インフレによる通貨価値の下落を金利で補えなくなるからですww

これが流動性の枯渇ですww

 

物価を抑えるためには、市中にばら撒かれた日銀券を回収して

景気を冷却する売りオペが必要ですが、本格的に金利が上がり始めると

日銀の買い入れ資産を誰も言い値で買ってくれなくなるのですww

 

これがMMTの最大の盲点だと、わたくしは思います

(参照)

雑感 :反知性主義の諸相③ ~MMTとかいう打ち出の小槌?!(爆笑)~ - こどおじ悠々投資生活 (hatenablog.com)

 

 

 

最後に、慶應義塾大学小幡績准教授の東洋経済への寄稿内容を掲げておきます。

 

日本では絶対に危険な「MMT」をやってはいけない | 小幡績の視点 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)

 

いろいろ述べられていますが、最大の要点は以下の部分であるように思います。

 

(以下引用)

 

金利が低いのは世界各国の中央銀行が無理やり低金利に押さえ込む、

>大規模な金融緩和を行っているからである。もし、低金利を維持したまま、

>大規模財政支出を継続すれば、民間の投資は、干上がってしまう。

 

(引用終わり)

 

小幡准教授はわたくしとはちょっと異なる視点で問題点を指摘しておられます。

 

来年は大変な年になるかもしれませんwwwwwwwwwwwwww

ワクワク・・・・・・///(^^♪(^^♪