こんにちは
さて、今日は日頃わたくしが抱いている「危機感」について吐露したいと思います。
以下は「ファイナンシャルスター」さんがまとめてくださっている
ドル建て日経平均のチャートと、円建て日経平均、並びにドル円為替のチャートです。
(出典)ドル建て日経平均の長期推移 - ファイナンシャルスター (finance-gfp.com)
スケールが違うので見にくいかもしれないですが、
上のチャートのドル建て日経平均は円安の進行につれて急速に垂れ始めています。
なお、ドル建てでは先週末7月1日15時(後場終了)の時点で
すでに192.19と、200ポイントのラインを割りこんでいます。
下の円建て日経平均の先週末7月1日15時(後場終了)の時点で25935.62と
26,000ラインをわずかに割り込んで比較的堅調なのとは対照的です。
ドル建てのS&P500が、1月の4700ポイント台から3800ポイント台に下落したのと同様に
日経平均も急落(250ポイント台から190ポイント台へ)しています。
国内向けのニュースでは専ら「円建ての日経平均が底堅い」、と報じられていますが、
ドル建ての急落分を円安で補っているというのが実情だと思います。
また、昨年の後半ごろから、日本の商社が「買い負け」ているという記事を
盛んに見かけるようになりました。
一例としてダイヤモンド社の記事を掲げておきたいと思います。
輸入牛の価格高騰、コロナ禍で起きている「ミートショック」の深層 _小売・物流業界 ニュースサイト【ダイヤモンド・チェーンストアオンライン】 (diamond-rm.net)
日本人の大半は「円建て」という単一スケールで価格をとらえますが、
目下進行しているのは
食料難、物流網混乱、都市封鎖、資源高などによる国際的なインフレです。
それと同時に、なぜか円安も亢進し、円資産のドルベース評価の目減りが顕著です。
(通常、物価上昇が相対的に低く抑えられてる国では通貨高が進行するはずなので
尚更ややこしいw
高インフレ国では実質金利は、見た目に高い名目金利より大幅に低くなり、むしろマイナス金利になっていることが多い)
円建て評価ではウチの金融資産は堅調に推移してるはずなのに、
買い負けの一因になっている円安のせいで、ドル建てで評価すると全然伸びていないw
しかも、国内でもこれ以上の物価の抑制は効きにくくなってきており、
いよいよ日銀が目標とする2%を超えるインフレが定着しそうな勢いです。
家計資産の相対的なプレゼンスが上がってこないと、消費には結び付きにくい。
(同じ10,000円でも、買えるものが少なくなる:貨幣購買力の低下)
資産運用している家計では、アメリカの家計同様、資産効果が生まれます。
本当に強い家計(金融)資産を築いているのかを見るには、
基軸通貨ベースでのパフォーマンスで「買い負けない」家計(金融)資産であることを
確認する必要が、そろそろ生じているのではないでしょうか?wwwww