こんにちは
政府の市場介入のせい(笑)ではないと思いますが、
152円目前まで迫っていたドル円が、一旦146円台まで自律的に反落しています。
今夜遅くには米住宅市場の販売統計が発表されます。
金利急騰の影響で恐らく急減速を見込んで身構えている動きかと思います。
物価と家計ローン金利高騰のダブルパンチで、
アメリカの家計貯蓄が急速に傷んでいる(らしい)ことは以前述べたところです。
雑感: グレート・レジグネーションのゆくえと、 億万円の破壊力(笑笑 - こどおじ悠々投資生活 (hatenablog.com)
これ以上金利を上げても
急騰する物価を計画的に抑えられるかどうかは依然不透明です。
金融不安の払しょくのためには、物価の伸びを想定レンジ内に抑えきれないうちに
家計の金利負担を抑える方向にかじを切らざるを得ない、
ということもありうる。
金利を高く設定すれば、株価も抑え込まれるために、
消費の資産効果も抑えられているのが現状です。
非常に難しい局面に差し掛かっていると思います。
米家計貯蓄の目減り速度から見て
金利のかじ取りを間違えると、家計ローン破綻という悪夢が
来年後半以降から再来年にかけて、現実的なリスクとして認識されるかもしれません。
緊急利下げ+市場への大量の流動性の供出、
という金融市場の大混乱が起きるリスクにもある程度適応できる、
資産ポートフォリオの準備を考えたいところです。